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記事: 結局、ミトコンドリアって何?ミトコンドリアの働きを詳しく解説

結局、ミトコンドリアって何?ミトコンドリアの働きを詳しく解説

ミトコンドリアは最近テレビや本でもよく目にするようになり「健康のためにはミトコンドリアを活性化させることが大事です」という話を聞いたことがある人もいると思います。



しかし、実際にミトコンドリアがどういう働きをする器官なのかなど詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか?



この記事ではミトコンドリアの働きや活性化のコツなどを詳しく解説します。

日常生活に活かせるヒントとして参考にしていただけたら嬉しいです。

 

ミトコンドリアってなに?細胞のエネルギー工場 

ミトコンドリア

 

ミトコンドリアとは、人が生命活動を行う上で必要なエネルギーの約90%以上を生産している細胞内の器官のことです。

 

一つの細胞にミトコンドリアは100〜2000個程度存在しており、総量は体重の約10%も占めています。



体を動かすことはもちろんのこと、心臓を動かしたり、考え事をしたりと、生きる上でのあらゆる活動において、私たちはミトコンドリアが生産するエネルギーを利用しています。



また、エネルギーを生産するほかにも、ミトコンドリアが活性化されることで代謝もよくなるため、肌の状態をよくする働きもありますし、免疫機能にも作用します。



このように、ミトコンドリア自体は小さい器官ですが、生命維持のためにはとても大切なものなのです。

 

ミトコンドリアの詳しい役割とメリット

 

 

ここではミトコンドリアは体内でどういう役割を持っているのか、そしてその働きによってのメリットを解説します。

 

ミトコンドリアの主な役割は大きく分けて3つあります。

 

①細胞のエネルギーを生産する

②免疫細胞たちと一緒に病原体から守る

③古くなった細胞や汚染された細胞を消滅させる

 

それぞれ解説します。

 

①細胞のエネルギーを生産する

 

前述したとおり、ミトコンドリアの主な役割は、細胞が常に働くために必要なエネルギーを効率的に生産して、供給することです。ミトコンドリア内では膨大で持続力あるエネルギーが生産されます。

 

沢山のエネルギーを生産することで細胞が活性化し、以下のような体にいい影響を与えます。

 

・疲れにくくなる

・寒くても体温が下がりにくくなる

・肌が乾燥しにくくなる

・運動時、息が上がりにくくなる

 

 

ミトコンドリアがわかる細胞のイラスト



 

②免疫細胞たちと一緒に病原体から守る

 

ミトコンドリアと免疫細胞は、ウイルスや細菌が侵入するとメッセージを送り合い情報を共有しています。

免疫細胞から免疫活動の信号が送られると、ミトコンドリアはそこに集まり免疫細胞を活性化させて病原体から体を守るために働いてくれます。

 

免疫細胞はミトコンドリアが生産したエネルギーを使って動いているので、免疫細胞とミトコンドリアはとても密接な関係なのです。



③古くなった細胞や汚染された細胞を消滅させる

 

細胞内で細菌に汚染されたりがん細胞になったりと何か問題がおきたとき、細胞自ら消滅するように作られています。

ミトコンドリアは細胞が消滅する時、必要な物質を放出しスムーズに細胞が消滅できるよう働いてくれます。

 

ミトコンドリアの働きが弱いと、問題が起きた細胞の消滅がスムーズに行われず汚染された細菌がそのまま増殖してしまい体に悪影響を及ぼします。

 

細菌の状態を良い状態に保つためにも、ミトコンドリアの働きが必要なのです。

 

ミトコンドリアが活性化しないと体はどうなる?

 

エネルギー不足でぐったりしている画像

 

生命活動を維持するために必要なエネルギーがうまく生産されない状態になってしまうので、細胞の働きが弱くなってしまいます。それによってエネルギーが不足してしまい、疲れを感じやすい体になります。

 

最近なんだかずっと身体がだるい、どんなに寝ても疲れが取れない、身体が重い感じがして朝起きるのが辛い...このような症状が続いている方はミトコンドリアの動きが弱くなってきているサインかもしれません。

 

また、細胞たちが正常に働きやすくするための伝達部分もうまく働かなくなってしまうため、脳や腎臓などあらゆる臓器たちに様々な影響が出てきてしまいます。

ひどい場合は、腎不全や脳卒中のような症状(物が見えにくい、けいれん、頭痛など)が出る可能性もあります。

 

ミトコンドリアは、年齢を重ねることで量や質はどうしても下がってきてしまいます。

量や質が下がることで病気のきっかけになったり、老化も促進させてしまうので

日頃からミトコンドリアの量や質をいかに活性化させるかを意識して生活することが、より健康的に生きていくためには大事になります。

 

次の章でミトコンドリアが活性化しやすくなる方法をご紹介します。

 

簡単にできるものばかりなので、ぜひ参考にして頂いて日常生活に取り入れてみてください。

 

ミトコンドリアを活性化させよう

 

ポイント

 

ミトコンドリアを活性化させるには食事と運動、それぞれからアプローチする方法があります。

 

【食事から活性化させる方法】

 

健康的な野菜の画像

 

①ファイトケミカルが豊富な食材を摂取する

ファイトケミカルとは、野菜や果物など食材たちが自己防衛のために出している色素や辛み、苦味などの機能性成分のことです。

ファイトケミカル成分が豊富な食材はミトコンドリアを活性化させる食べ物と言われていますので、普段から意識して摂取してほしい食材です。

 

代表的な食材としてデザイナーズフードのピラミッド上部にある、にんにくやキャベツ、生姜、にんじんなどがオススメです。

 

※デザイナーズフードとはアメリカ国立癌研究所が出しているピラミッドで、上から癌予防の効果が期待できるものとして記されています。

デザイナーズフードのピラミッド図

 

②ファスティングをする

定期的なファスティングや、カロリー制限などで体を飢餓状態にすることでミトコンドリアを鍛えることができて「長寿遺伝子」のスイッチもオンになります。

長寿遺伝子のスイッチがオンになると、ミトコンドリアが活性化され増えることが最近の研究でわかりました。

amane.酵素ドリンクと一緒にファスティングしてみよう!

 

【運動から活性化させる方法】

 

エネルギッシュに運動している夫婦の画像

 

①有酸素運動をする

30分程度のウォーキングや軽めのジョギングがオススメです。

息があがって疲れがたまってしまうような筋トレは、ミトコンドリア活性にはあまり向いていません。

有酸素運動は週に3回程度が理想だと言われています。

 

②インナーマッスルを意識して深呼吸をする

有酸素運動ができないという方や運動が続かないという方にオススメなのが、インナーマッスルを意識しながらたくさんの酸素を取り込む動きを30分程度することです。

 

ミトコンドリアは酸素を必要とする器官なので、お腹に力を入れてインナーマッスルを意識しながら深い呼吸を続けることで、ミトコンドリアを活性化させることができます。

深く呼吸をしながらスローな動きをするヨガがオススメです。

 

運動でミトコンドリアを活性化させるために大事なことは、継続することです。

 

ミトコンドリアで細胞レベルの健康を手に入れよう

 

毎日快適に過ごせてる女性の画像

 

「ミトコンドリアの働きが弱いと病気になりやすい体になる」と言われています。

ぜひ日頃からミトコンドリアを活性化させる食事や運動を取り入れて、より健康的でパワフルな毎日を過ごしていきましょう。

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