放置は危険！睡眠障害の原因や対策を徹底解説

睡眠は健康の要ですが、成人の10人に1人がなにかしらの睡眠障害を抱えています。

なかでも最も多いのが不眠症で、主に夜きちんと眠れない、日中に強い眠気を感じるなどの症状が挙げられます。

また、夜眠れないなどの自覚症状がなくても、いびきを家族から指摘されたことがある場合にも、睡眠障害の可能性が考えられます。

睡眠障害が慢性的に続くと、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす要因にもなりかねます。

今回のコラムでは、睡眠障害の主な原因や対策などを解説しています。

ぜひ最後まで読んで、質の高い睡眠が取れるように役立ててみてください。

睡眠障害の種類と主な症状

不眠症に悩む女性

睡眠障害にはいくつかの種類があり、その原因も様々です。

◆ 不眠症

はじめに、睡眠障害で最も多い「不眠症」について解説します。

不眠症とは、以下のように十分な睡眠を取ることができず、日中に生活に支障をきたす状態のことを指します。

・入眠障害：寝つきが悪い

・中途覚醒：眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める

・早朝覚醒：早朝に目覚めて二度寝ができない

などの問題があり、長期間にわたって不眠症が改善されない場合は、専門医の元で適切な治療を受けないと回復しにくいと言われています。

◆不眠症以外の主な睡眠障害

続いて、不眠症以外で主な病名と症状、原因を解説します。

睡眠時無呼吸症候群は自覚するのが難しく、家族に指摘されたり、日中の激しい眠気をきっかけに発覚するケースが多くあります。

また、ナルコレプシーは、はっきりとした原因やメカニズムは解明されていないため、症状がある場合は専門機関で検査をする必要があります。

睡眠障害の主な原因

ストレスによって不眠症に悩む女性

睡眠障害を引き起こす原因は多岐にわたりますが、ここでは主な原因を大きく2つに分けて解説します。

◆ライフスタイル

①不規則な生活習慣

夜中に暴食している男性

就寝時間や食事の時間が一定ではなかったり、夜ふかしをするなど不規則な生活習慣は、体内時計が狂いやすくなります。

その結果、自律神経が乱れることで睡眠の質が低下してしまうのです。

②カフェイン・アルコールの過剰摂取

アルコールの過剰摂取イメージ

眠気を感じるには、体内で分泌されるアデノシンという物質がアデノシン受容体と結合してヒスタミンという物質の放出が抑制されることが必要です。

しかし、カフェインを大量に摂取することで、アデノシンがアデノシン受容体と結合することを阻害してしまい、眠気を感じにくくなります。

また、寝酒をすると寝つきがよくなるように思えますが、効果は短時間しか続きません。

眠り自体は浅くなり、日中に眠気を感じる要因になるので不眠対策にアルコールを摂取しないようにしましょう。

③就寝前に電磁波やブルーライトを浴びる

寝る前にスマホを見ている女性

寝る直前までスマートフォンなどのブルーライトを浴びたり、電磁波を発しているものを枕元に置くと、質の良い睡眠に必要な物質「メラトニン」の分泌を妨げる要因になると言われています。

◆健康状態

①薬の副作用

薬を常飲している人のイメージ

日常的に使用している薬の副作用によって、寝つきが悪くなってしまうことがあります。

代表的な薬は、抗うつ剤や喘息の薬、ステロイド薬や降圧剤などです。

②ストレスや不安

不安で不眠症になる女性のイメージ

常に不安を感じていたり、慢性的にストレスを感じている状態は自律神経が乱れやすくなるため、

脳がリラックス状態の時に出るホルモン「副交感神経」がスムーズに分泌されにくくなります。

その結果、なかなか寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めたりするなど睡眠障害を引き起こしやすくなるのです。

質の悪い睡眠によって引き起こされる症状や病気

睡眠障害によって起こる生活習慣病

質の悪い睡眠は、以下のような症状を引き起こすリスクがあります。

◆体調を崩しやすくなる

十分な睡眠が取れない日が続くと、体力の回復が遅くなり免疫力が低下する原因になります。

その結果、細菌やウイルスに感染しやすくなってしまうため、体調が崩れやすくなります。

◆生活習慣病のリスクが上昇

睡眠障害が慢性的に続くと、以下のような症状や病気を引き起こす要因となります。

・体重増加

・高血圧

・糖尿病

・心臓病

・歯周病

・脳血管障害　　　など

睡眠の質向上のための対策

睡眠の質を向上させるためには、以下のような対策が効果的です。

◆スムーズに質の良い睡眠へと促す習慣

普段から、カフェインやアルコールの過剰摂取は控えておくことが大切です。

摂取する場合は、夕方以降は控えたり、1日3杯ほどを目安に摂取するようにしてください。

また、寝室の照明を適度な暗さになるように設定したり、就寝する直前までスマートフォンなどをみてブルーライトを浴びないようにするなど習慣付けておくことも重要になります。

◆ストレス対策

どんなに寝室の環境を整えたりブルーライトに気をつけていても、慢性的なストレスは睡眠に悪い影響を与えます。

自分にあったストレス対策を見つけましょう。

・美味しいご飯を食べる　　　

・リラックスできるアロマを焚く

・気持ちが明るくなる音楽を聴く

・リフレッシュできる運動をする　　　など

◆不眠症、ストレス対策におすすめの「モリンガ」

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質の高い睡眠で健康的な毎日を送りましょう

質の良い睡眠ができている女性

睡眠は健康の基盤です。

日常の生活習慣を見直し、睡眠の質を向上させることが健康維持にとって重要です。

質の良い睡眠を目指して、健康的な毎日を送りましょう。